大阪中之島美術館で開催中の「トリオ展」へ。
ついでに塩田千春さんの「つながる私」も見てきたけど、平日に行った(先週の水曜日)ので混雑もしておらず、ゆったりの見るコトができました~。
「トリオ展」は3つの近大美術館の名作を比較して見れる!
開催されている「トリオ展」。展示方法が素晴らしかった!
私は今回、佐伯祐三さんの「郵便配達夫」が見たくてな~んの予備知識も持たずに行ったんですが、
世界的に有名な
- パリ市立近代美術館
- 東京国立近代美術館
- 大阪中之島美術館
の3つの美術館の名作をトリオ(3作で1組)で展示しているんです!
例えば「都市の人々」のテーマで展示されているのは写真向かって左から中之島所有の≪道頓堀≫(河合新蔵)、中央が東京所有の≪新宿風景≫(長谷川利行)、右手がパリ所有の≪セヴェスト通り≫。
どの作品にも街と人々が描かれています。
こちらは「自画像」がテーマ。
この「女性たちのまなざし」がテーマの絵なんて、中央の≪匂い≫(藤島武二)と向かって右手の≪昼食≫(ピエール・ボナール)の構図がほとんど一緒!
よくぞこんなに集められたものだと感心。
キュレーターさんがとても苦労されたのでは?と思ってしまった。
とにかく比べながら見るのが楽しい。
美術に特別造詣が深くない私でも楽しめた展示内容で、「行こうかなぁ?どうしようかなぁ?」と思ってるならぜひ行って欲しい。
おススメです!
あっ、あと私が見たかった佐伯祐三さんの「郵便配達夫」は1番最初にありました。
美術の教科書に絶対のってるアノおじ様です。
筆のタッチまでしっかりわかり、とっても満足でした!
塩田千春さんの「つながる私」展
同じタイミングで同館で開催中の、大阪出身の現代美術家の塩田千春さんの「つながる私」展も見てきました。
塩田さんのコトは全然知らなかったんだけど、大阪岸和田市出身らしく、南大阪に住んでる私としては親近感を非常に覚えるわ~。(現在ベルリンにお住まいとのことで、特設ショップでドイツのお菓子とか売られてたのは笑った)
入り口から大がかりな赤い糸と長いワンピースの展示に圧倒~!
そして、展示会場の中に入ってすぐの白い糸の空間は真逆の静寂の世界。
水面に落ちる水滴の波紋も計算されたもの。
圧巻のスケールでした。
ただ展示の中には「臓器」とか「血液」とか結構グロテスクなモノも。
絵になると、赤い糸や黒い糸が人の心臓辺りから出ていてホラーに感じる。(漫画の『さんかく窓の外側は夜』を思い出した)
綺麗なモノは「美しい」と感じるけど、人間の内面や内側、人間そのものを表現した作品は私にはちょっと共感しにくかったかも。
でも、すごいパワー。
これだけ大きな展示ができるほどの人は、やっぱり卓越してます。
大阪中之島美術館でランチ
お昼は大阪中之島美術館1階にある「ミュゼカラト」でランチして帰りました。
お店の感じはカジュアルで、女性1人でも平気で入ることができます。
近所のOLさん達もお昼を食べにきていました~。
12時少し前に入ったので並ぶこともなくスムーズに着席。
注文は基本的にスマホでするシステムになってました。
なんかこういうお店が多くなってきて寂しいわぁ~
50食限定のスペシャルワンプレートはローストビーフだったので、夫と私は単品で注文。(私はローストビーフがちょっと苦手)
夫の頼んだシーフードサラダ。
人参と玉ねぎのスープ。
パン。
ちっちゃな2切れで「足りる!?」って思っちゃった。
私は魚介のパスタ。(パスタも少なかった)
これに夫と同じくスープを注文しました。
あとで近くのカフェに行く予定だったからコレで終わりにしたけど、全体的に量は少な目かも。
少食の人以外なら、絶対に足りないと思う!
今日の感想
久しぶりに美術館へ行ったけどやっぱりいいなぁ。
なんか、パワーをもらえる!
そして、パワーを吸いとられる。(笑)
あちこち行きたい美術館や展示がたくさんあるので、コレからどんどん行くぞー!
「トリオ展」は2024年12月8日まで、塩田さんの「つながる私」展は2024年12月1日まで。
気になったらぜひとも足を運んでみてくださいね~!
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